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Anti-Reflection(反射防止)コート剤
スプレーコートで薄膜形成することにより単層反射防止膜が得られる低屈折率(n=1.32)のコート剤です。

特 長
- 膜厚100~150nm成膜することで可視域反射率を片面3~4%低減する事が可能です。
- 精密スプレーコーターで外観品質の良い均一な塗膜形成が可能です。
- 塗膜は親水性表面となり曇り防止(防曇)効果があります。水接触角5°以下の親水性向上タイプもあります。
塗膜物性(代表例)
| 代表例1 | 代表例2 | ||
|---|---|---|---|
| 基材 | ソーダガラス | ポリカーボネート | |
| 全光線透過率(%) | 片面処理94.3 (未処理品91.0) |
片面処理93.5 (未処理品89.0) |
ヘイズメーター |
| ヘーズ(%) | 0.3 | 0.5 | |
| 水接触角(°) | 13 | 17 | 自動接触角計 |
| 膜厚(nm) | 130 | 150 | 反射分光膜厚計 |
| 屈折率 | 1.32 | 1.32 | |
| 密着性 | 剥がれ無し | 剥がれ無し | 碁盤目試験 |
ガラス片面反射率(代表例)
可視波長域における反射率低減データ

製品概要
| 主成分 | ポリシロキサン樹脂、シリカ微粒子 |
|---|---|
| 液外観 | 白色半透明 |
| 加熱残分 | 1~4% |
| 粘度(30℃) | 1~8mPa・s |
| 使用溶剤 | 主溶剤:アルコール系、グリコールエーテル系 |
| 消防法分類 | 第4類第1石油類(非水溶性) |
| 保管条件 | ・品質保証期間:冷蔵(10℃以下)にて製造後6か月間 ・防爆仕様の保管設備(消防法に準拠した設備)にて、密栓して保管 |
| 適合素材 | ガラス素材、ポリカーボネート材(親水化処理済)等 |
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AF:Anti-Fingerprint
(防指紋)コート剤スプレーコートにより基材表面に撥水撥油防汚機能を付与します。
ガラス、金属への密着、専用プライマ―併用で樹脂への密着も良好で高い摩擦耐久性を有します。
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AR:Anti-Reflection
(反射防止)コート剤スプレーコートで薄膜形成する事により単層反射防止膜が得られる低屈折率(n=1.35)のコート剤です。
分散剤を含まず、平滑で均一な塗膜が得られます。
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AG:Anti-Glare
(防眩膜)コート剤スプレーコートにより基材表面に微細な凹凸を形成し外光を乱反射させる事で映り込みを低減。ディスプレイの視認性を向上します。
ケミカルエッチング手法に代わるガラスのAG処理手法としてご提案しております。
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HC:Hard-Coating
ハードコート剤UV硬化タイプのハードコート剤です。スプレーコートによりレンズ形状や凹凸のある3D成形基材への塗工が可能です。



