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AR膜付きフェイスシールドの反射率低減メカニズム
2020.05.12 [技術紹介]
AR膜付きフェイスシールドの反射率低減メカニズム
AR膜を成膜する目的は、装着者の後方から入る光の反射を抑えて、相手が見えにくい、目が疲れるなどのフェイスシールドの欠点を低減することです。
当社が施工しているAR膜は、低屈折率膜による単層反射防止膜です。
例えば、フェイスシールドに使われる全光線透過率90%の透明樹脂基板は、反射率が10%(=100%-90%)になります。
これは、下図の左側に示すように、片面で反射率5%、両面で10%ということです。
AR膜を成膜すると下図の右側に示すように、基材の片面反射率を1%にできます。
片面で4%低減することになり、全体の反射率10%を6%に低減できます。
これにより、全光線透過率が94%(=100%-6%)に改善されます。